知的障害者を描いた映画「くちづけ」

昨日「くちづけ」という映画をAmazonプライムビデオで見ました。

2013年に公開された映画ということで7年前。全然知りませんでした。

Twitterのフォロワーさんから教えて頂いた映画です。

「くちづけ」は、知的障害のある娘とその父、知的障害者のグループホームが舞台となったドラマです。

(ここから先ネタバレ注意!!)

映画のレビューを見ていると

「笑いあり涙ありで感動しました!」

「とても良い映画です!」

等というコメントを拝見しておりましたが、当事者である親の立場としては

とんでもない。

感動??信じられないです。

だって、病気になった父が娘の将来を案じて最後は自分の手で殺めてしまうのですよ。

そんなシーン見たくないですよ。

当事者は、想像したくなくても自分と重ねて見てしまうはずです。

苦しくて苦しくて仕方ありませんでした。

ただの感情移入とは違います。悲しいというより苦しいのです。

この映画には、障害のある人とその家族に希望を与えるようなメッセージがあったのか?とても疑問です。

何を伝えたかったのか未だに分かりません。

希望ではなく絶望をもたらしたようでなりません。

こんな結果があってはいけない。

障害のある子供を持った親が願うことは

「障害者が親亡き後も安心して暮らせる社会」

まだまだそんな社会ではないと思います。

入所施設にも地域によってはなかなか入ることが出来ず、入居者の方が亡くなってから順次入所となるというお話を聞きました。

親が病気になったら?二人ともいなくなったら?常にそんな不安を抱えています。

では、今私に出来ることは

とにかく「情報」と「知識」を得ること。

障害者福祉の現状について情報を得て、障害のある息子に将来どんな選択肢があるのか知識を蓄えていくしかありません。もちろん、10年後なんてどんな未来が待ち受けているか分かりません。良くなるかもしれませんし悪くなるかもしれません。それでも情報と知識を持って早めに行動することは「吉」と出ると思います。

そして「準備」

知的障害の程度によっては限界があるとは思いますが、将来本人が少しでも困らないように出来る限りの生活スキル、ソーシャルスキルを身に付けることではないでしょうか。

「くちづけ」は本当に苦しい映画で、正直見なければ良かったとも思いましたが、改めて将来について考えるきっかけにはなりましたので、前向きに捉えることとします。

でも、映画のようなことは絶対に起こってはなりません。

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