『自閉症息子』と『定型娘』の乳幼児期の決定的な違い

我が家は2人の子供がいます。

10歳の娘(定型)

8歳の息子(自閉症)

今回は2人の子供を育てて、乳幼児期に感じた『決定的な違い』について書きたいと思います。

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『自閉症息子』と『定型娘』の乳幼児期の決定的な違い

一般的には、女の子の方が成長が早いと言われますよね。一般的には…です。

男の子のお子さんがいて

「まだ喋らないんですよ〜」

とお悩みのお母さんに

「男の子は遅いからね〜」

と、お決まり文句のように飛び交っている様子をよく見掛けます。

自閉症の場合はですね、その「遅い」というレベルが違うのにプラス「育てにくさ」が加わって来ます。

癇癪、パニック、感覚過敏など、お子さんによって様々です。

発語のある自閉症のお子さんの方がむしろたくさんいらっしゃるかと思うので、我が家の体験談はあまり参考にならないかもしれませんが、決定的に違いを感じていたことがありますので簡単にまとめてみました。

娘(定型) 息子(自閉症)
バイバイ 9ヶ月 4歳(最初は逆さバイバイ)
発語(単語) 1歳過ぎ なし
発語(2語文) 2歳 なし
言葉の理解(簡単な指示) 1歳半 5歳
模倣(踊りなど) 1歳3ヶ月 6歳
洋服のボタン 3歳前 5〜6歳
オムツ卒業 3歳 4歳10ヶ月

娘は定型の子の中では言葉が早い方ではありませんでしたし、オムツも若干遅めだったのかなという気がしますが、息子との差が歴然としています。

逆に息子がオムツを卒業したのが思っていたより早かったということです。

「なかなか喋らない」

と自分のお子さんのことでお悩みのお母さんがたくさんいらっしゃるかと思いますが、発達の目安として

「言葉をたくさん話す」よりも

「言われていることを理解しているか」の方が重要

と、私も色んなところで言われてきました。

そう考えると娘は、発語は遅めだったものの1歳半健診を様子を思い返しても言われていることは理解していましたし指示も通っていた。

そういえば、9ヶ月頃には名前を呼ばれると「あーい」と手を上げて返事をしていましたね。

それと自閉症のお子さんは模倣が苦手な傾向があります。

今となっては息子もテレビのダンスを見て踊ったりしますが、6歳頃にようやく身体模倣が出来るようになったと記憶しています。

年長時、リタリコの教室で急に模倣が上達して先生が喜んで下さったのを覚えています。

『自閉症息子』と『定型娘』の乳幼児期の決定的な違い・まとめ

お子さんの発達はそれぞれで、あれが出来る出来ないで発達障害と決め付けるのはよくありませんが、言葉が出ているタイプの発達障害の場合は診断が遅くなる傾向があるかもしれません。

我が家の息子の場合は、発語が無く特性が明らかだったので早く診断が付きましたが

  • 言葉が出ているが指示が通らない
  • 癇癪やパニックが多い
  • 感覚の過敏

など、育てにくさを感じ、不安な事や気になることがあれば、一度専門機関に相談してみると良いかもしれません。

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