息子は特別支援学校に通う重度知的障害を伴う自閉症です。
現在11歳です。
タイトルの通り今回は小学校高学年で急に『お漏らし』が始まった時に対応した件について書こうと思います。
匿名とは言えデリケートな内容になるので、このことについて書こうかとても迷いました。
しかし、当時この問題に直面した時に
同じような事例があるのか?
もしあるなら、どのような対応をして解決したのか?
ただ通り過ぎるのを待つのではなく、何か出来ることがあるのか?
とにかく事例があれば知りたかったのです。
ですので、もし同じようなことで対応について考えている親御さんがいれば、一つの事例として参考になれば…という思いで投稿したいと思います。
もちろん、状況も特性も個々で様々ですので、これで改善できるよ!と断言するものではありません。
あくまでも一つの事例ということです。
ことの始まり
息子は4歳11ヶ月でオムツが取れて、そこから殆どお漏らしをすることはありませんでした。
するとしても、1年に1回程のオネショ程度。
起きている時にお漏らししたことは、間に合わずに1回だけというのはあったかな。
それで、、、
ことの始まりです。
小学校高学年になり
時期は、急に寒くなった頃でした。
突然、デイサービスの活動中に突然お漏らししたというのです。
珍しいな、、、
我慢していたのかな。
すると自宅でも起きたのです。
クッションに座っている時でした。
その後
また同じデイサービスで、同じ曜日で、同じシーンで起きました。
そういえば、自宅でもテレビの前に座っている時でした。
ただ、床に座っている時ではなくて
トランポリンクッション、ビーズクッション、浮き輪と
全て何かに座っている時、そしてテレビの前に座っている時というパターンに気付いたのです。
デイサービスは週2で通っている事業所だったのですが、毎回同じ曜日でした。
これは、パターンとなり、拘りとなり、お漏らししている可能性がある。
学校や他の2つのデイサービスでは起こりませんでしたから。
突然のお漏らし行為に対応したこと
そこで
パターンを崩す
ことを試みました。
自宅では
- ビーズクッションをなくす
- クッショントランポリンをなくす
- 浮き輪をなくす
とにかく、テレビの前に座るものを置かないことにしました。
デイサービスでは
- 席替えをする
というような感じで、お漏らしをした時と同じシーンにならないようにしました。
それに加えて、その時はお漏らしという失敗体験を避けることが大事かと思いましたので
完全に時間排泄で誘導
することにしました。
それまでは自分のタイミングでトイレに行くことが出来ていましたが、この時だけはお漏らしする前にトイレに誘導することで対応をしました。
トイレの間隔も2時間おきくらいと短い間隔で連れて行きました。
以上のような対応を続けていると、2ヶ月ほどでお漏らしがなくなりました。
その後は、自分のタイミングでトイレに行く様子も見られました。
ことの始まりがちょうど季節の変わり目で、寒くなった頃(10月)。
12月末にお漏らししたのを最後に、そこからなくなりました。
2ヶ月くらいでしたね。
ひとまず、安心しました。
この時に行った対応が良かったのかどうなのかは分かりません。
ただただ、思い当たることをやってみるしかない状態でした。
なんでも『これをやれば大丈夫!!』というものはありませんから…
ただ、その行動が起こった状況を分析しておくことで何か手がかりが見つかるかも…
いや、全く分からないこともありますね(;ω;)
しかし、このように記録しておくことは、次に問題行動やこだわりが発動した時のヒントにはなっています。
- 時期
- 続いた期間
- 行動が起きた状況下
- その時どのような対応をしたのか
などです。
そして、これを書いている今現在も新たなる拘りを編み出してしまったので、対応中です。
また記録したいと思います。