こんにちは!
本日もご訪問ありがとうございます。
8歳の息子は重度知的障害を伴う自閉症です。
要求の指差しが出来るようになったり
絵カードを使って意思表示が出来るようになったり
著しい成長を見せている息子ですが
今の課題の一つは
自分の感情を伝えられるようになること
気持ちを伝える…って本当に難しい。
今回は、この感情表現について今工夫している事について紹介したいと思います。
【視覚支援】発語なし息子の感情表現の練習方法
嬉しい、悲しい、楽しい、怒り…
この辺は何となく表情や行動で分かります。
しかし、難しいのは
『痛い』『気持ち悪い』
などの、体調不良の伝え方です。
- お腹が痛い
- 頭が痛い
- 足が痛い
- 吐き気がする
これは、出来ないと本人が辛い。
どうにか表現出来るようになって欲しい感情です。
覚えて欲しい感情を強化する方法①
感情表現の練習について、学校の先生に相談したところ
例えば『痛い』の表現を覚えて欲しいとき
引用元:ドロップス
- 『痛い』という場面に遭遇した時に
- 『痛い』のカードと『お腹が空いた』などの全然関係ないカードを提示する
- 『痛い』を指差して『痛い』を強化する
このようにして、
『痛い』場面に遭遇した時に、透かさずカードを提示していく方法を教えて頂きました。
これをデイサービスの方にもお願いして、同じように実施してもらっています。
なかなか『痛い』場面に遭遇しないので、少ないチャンスを狙っていかなければなりませんが、少しずつ習得しているように感じています。
覚えて欲しい感情を強化する方法②
これは今私が実施している方法ですが
例えば私がお腹が痛いときに
このカードを提示して
[chat face=”cocoro①.png” name=”cocoro” align=”left” border=”red” bg=”red”] ママ、お腹が痛いよー!! [/chat]
と言いながらトイレに入ってみたり
他にも手をぶつけて痛い時も同じように
『痛い』のカードを提示して
「ママ手が痛いよ」
と言って、ひたすらマッチング出来るようにしています。
ひたすらマッチングする
とにかく、絵カードを使って日常生活の中でマッチングしていくしかないのかなと思っています。
繰り返し繰り返し行っていると刷り込まれていくようで、「痛い」と言うとカードを持ってきてくれたりします。
まだ適切な場面で正確にカードを提示することは出来ませんが、きっと出来るようになると思っています。
気持ちを表す絵カード
今使用している絵カードは定番のドロップスですが
他にも良い絵カードを見つけたので紹介します。
PriPri発達支援の絵カードで、気持ちを表す絵カードです。
我が家では、ドロップスとこちらのPriPriを使ってみています。
絵カードの種類もたくさんあり、絵の解釈の仕方も様々ですので、お子さんに合うものを選ぶと良いと思います。
発語のない子が自分の気持ちを伝えられるようにするには…?まとめ
自閉症で発語のない子供が感情を表現するのはとても難しい事です。
しかし、
自分の気持ちを伝えることが出来ずにパニックを起こしてしまったり
伝わらないストレスで二次障害を引き起こしたり
体調不良に気付くのが遅くなってしまう恐れがありますので
ここは踏ん張りどころだと思っています。
伝わらなくて辛いのは子供本人なので…。
そして伝える・受け止める事が出来ると、お互いが楽になると思うのです。
引き続き色々と工夫をしてやってみたいと思っています。