自閉症の息子は「感覚過敏」があります。
療育センターのクラスNo.1と言っても過言ではない程でした。
産まれたときから過敏があった訳ではなく、特性は2〜3歳くらいから急に強くなりました。
息子の感覚過敏がどのようなものであったのか、具体的に紹介していきます。
目次
自閉症息子の感覚過敏について
自閉症の息子の感覚過敏は、主に下記の内容でした。
【息子の感覚過敏】
①服など身に付けるもの
②爪切り
③散髪
④歯磨き
それでは、この感覚過敏についての詳細と現在の様子を見ていきましょう。
服や身に付けるもの
過敏項目詳細 | 対策 | 現在(7歳) |
ジーンズのようにゴワゴワした服 | 綿など柔らかい素材のものを着せた | 今は何でも着ることができる |
ボタンやファスナーが付いた服 | 療育などでもボタンの練習 | ボタンやファスナーが自分でできる |
帽子(水泳帽含) | 被らないと分かっていたが一瞬でも被らせるようにした | 帽子類全てクリア |
上履き | 脱いでも脱いでも何度でも履かせた | 問題なく着用できる |
手袋やマスク | 無理強いはせず時々練習 | |
発表会の衣装 | 園に協力してもらい事前に衣装を借りて家で着る練習をした | 養護学校の発表会の衣装はスムーズに着ることができた |
フォーマルスーツ | 家と園で着る練習をしたり式の練習がある日に持たせて着せてもらった | 入学式でスーツを着ることができた |
爪切り
過敏項目詳細 | 対策 | 現在(7歳) |
爪を切られることに恐怖を覚え発狂し、5人くらいで押さえないと切ることができない | 療育センターと保育園に協力してもらい、定期的に爪切りの練習をした | 手足ともに落ち着いて着ることができる |
散髪
過敏項目詳細 | 対策 | 現在(7歳) |
首にタオルNGケープNG椅子に座ることができない、首の後ろを切られるのが苦手 | 発達障害児に理解のある美容室に定期的に通っている。走り回りながらでも切ってくれる美容師さんにお世話になっている。 | まだくすぐったい感覚はあるが、タオルとケープをして椅子に座って切ることができる |
歯みがき
過敏項目詳細 | 対策 | 現在(7歳) |
2歳頃から嫌がり、歯科受診でも暴れる特に前歯の歯磨きを嫌がる | 歌をうたったりYouTubeを見せながら歯磨きをした。月に1回は定期検診を受けて慣れるようにした | 落ち着いて歯磨きができる。泣きながらも歯科医院で診察を受けることができる |
自閉症息子の感覚過敏・克服までに工夫したこと
息子の場合はとにかく
『根気よく練習』『慣れる』
ことで、少しずつ克服してきたように思います。
また新たな感覚過敏が出てくる可能性もありますし、引き続き見守っていきます。