息子は現在11歳。
重度の知的障害を伴う自閉症です。
特別支援学校に通っています。
チックというのか拘りというのか、ちょっと正確には分かりませんが…
今回また息を止めるチック(拘り?)が発動しています。
5月中旬から始まって、もうじき2ヶ月になりますね。
息を止めて顔を真っ赤にするので、見ている方は内心ハラハラしてしまうのですが…
とにかく『止めて』などとは一切言わずに、こちら側はその行為に意識をしないように、無理に止めさせようとせず、
とりあえず、息を止めても苦しくなったら自分で呼吸をするので…。
で、これは初めてではないんですよね。
昨年の7月頃は、喉を鳴らすチックのようなものがあり、そこから息止めに移行してしまいました。
この時は、食事が食べられなくなるという状態にもなってしまったので心因的な何かがあったのかもしれません(今は解決しています)
これは医師にも相談したのですが鬱ではないと言われ、それに対する対処は特にありませんでした。
誰に相談しても具体的なアドバイスがなく、ただひたすらプロンプトを試行し続けましたね(ツラっ)
息止めチック、喉鳴らしチックの時に対応したこと
今回の息止めと、喉鳴らしチックもどちらも口から喉にかけての自己刺激なのかなと…。
直接的にその行為を止めさせようとすると余計に悪化すると思ったので、下記のような対応を試みました。
口内、喉の刺激を代替する
とにかく違うことで気を紛らわせて、口内の刺激を代替することを試みました。
ピロピロ笛(吹き戻し笛)
こちらは大活躍でしたね。
吹き過ぎてヨレヨレになってしまうので、多めに購入しました。
セリアにも売っています。
ガム
幸いガムが好きなので、よく噛みます。
上手く口内刺激の代替になっているようです。
この個包装のガムはちょうど良いです。よく買います。
PECSの属性の練習にもなります。
するめ
スルメも息子の大好物。
長いこと口に入れて噛むので、良い代替刺激になります。
食べ過ぎないように気をつけていますが。
新しい刺激や活動を増やす
新しい刺激や活動を増やして、新たな強化子を見付けていくことです。
同じことばかりしていると飽きちゃうし、詰まらなくなっちゃうんですよね。
そんなこともあり、余暇の幅を広げるということは重要だと考えています。
息子の場合、忙しく活動している方が返って落ち着くような気がしています。
とは言え、新しいグッズを買ったり、外出も旅行やレジャー施設ばかり行くとお金が続きませんので(泣)、お金のかからない余暇を探すことに工夫が必要です。
パターン崩し
どの行動が、場所や人・シーンなどでパターン化している傾向があるときは、そのパターンを変えてみています。
例えば車の中で起きていたら、乗り物の手段を変えたり、席を変えてみるなど。
とにかくパターンを崩して、変化を加える。
チック?拘り?の般化
もう本当に、こんなこと般化させなくて良いのに…
息止めチックから、そのまま口内に唾を溜めるチックに般化させてしまったんですよね。
6月下旬からだったかな。
こうなると、溜めた唾を飲み込むことが出来ず。
溜め込んだツバを、ブワーっと吐き出してしまったことも。
溜めたツバを『ゴックンして』と言っても無理でしたので、そうなった時はお水やお茶を飲むことで対応しています。
飲み物と一緒に溜めた唾を流し込むことは出来るので。
それにプラス、さりげなく上記対応を継続しています。
場所やシーンで拘っている気もしますね。
大人といる時、車に乗っている時など。
子供たちとワイワイ過ごしている時は起こりにくかったり。
今傾向を観察しています。
ただ、少し減ってきたような気もします。
チックやこだわりが発動した時は…
チックなのか拘りなのか、ハッキリと言うことは出来ませんが
このような行動が出始めたときは、とにかくデータ収集して対応しています。
- いつから出ているか
- 頻度
- 場所やシーン、人で変わるのか
その上で、その行動別でまたアプローチが必要ですね。
もう何が何だかよく分かりません(笑)
本当に難しい障害だと思います。
でも、このような記録は本当に後から役に立つので。
自閉症と言ってもみんな違うのでね、同じアプローチで解決するということはありませんが、私自身、事例や対応例を知ることはとても参考になってきたので。
我が家のためと、もし少しでも参考になることがあれば幸い、という想いを込めて投稿しています。
では、引き続き対応していきたいと思います。